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「ジャナイナ・チェッペ展」 ブラジルとドイツが生んだ、現代ファインアートの旗手

「ジャナイナ・チェッペ展」 ブラジルとドイツが生んだ、現代ファインアートの旗手

 トーキョーワンダーサイト渋谷(渋谷区神南1-19-8)では、今日7月20日から8月27日(日)までの約1ヶ月間、「ジャナイナ・チェッペ展」を開催する。
 ジャナイナ・チェッペは1973年ドイツ・ミュンヘンで生まれ、ブラジル・サンパウロで育った女性アーティスト。映像、写真、ドローイングなど様々な手法を用いながら、奔放なイメージと重層的な意味に満ちた表現を続ける注目の作家だ。
 幼い頃から女性としての自分を、独自の視点から眺め続けていたというチェッペ。そうした彼女の作品には、女性たる彼女自身の身体がモチーフとして頻繁に登場する。様々な自然環境の中に、彼女の身体が時に美しく、時にグロテスクに置かれることで、女性の孤立感、未知への大いなる可能性、自然と生命の調和など、現代的テーマの数々が幾重にも折り重なって浮かび上がっているのがひとつの特徴だ。
 今回のトーキョーワンダーサイトによる展覧会は、最新シリーズである「Blood,Sea」と「Lacrimacorpus」を中心に展示。「ジャナイナ」はブラジルでは海の女王という意味があるそうだが、前者はそうした、流体的で多面的な彼女のパーソナリティーが、とりわけ鮮やかに表現された連作だ(写真は「Blood,Sea」中の一作「Blood,Sea-Ague」)。


■ジャナイナ・チェッペ展

会場:トーキョーワンダーサイト渋谷
住所:東京都渋谷区神南1-19-8(渋谷区勤労者福祉会館内)
TEL:03-3463-0603
会期:7月20日(木)〜8月27日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
入場料:500円

トーキョーワンダーサイト渋谷



(2006-07-20)

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