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止まない放火 今度は代々木で乗用車が炎上
神宮前地区を中心に放火事件が続く渋谷区だが、7月26日にはさらに乗用車を狙った新たな放火が、代々木地区住宅地で発生していたことが原宿新聞の調べで分かった。
事件は同日午前2時頃、渋谷区代々木2丁目・小田急線南新宿駅付近の住宅地駐車場で発生。ここに駐車されていた渋谷区在勤男性の乗車車が、何者かに火をつけられ炎上したものだ。
火災を目撃した付近住民の一人は、深夜2時過ぎに「火事ですよ!火事ですよ!」という近所からの叫び声で覚醒。窓に目を向けると、曇りガラス一面が赤い色で照らされていた。さらに外からは数回の爆発音が聴こえ、驚いて駐車場の様子を見ると、乗用車の後ろ半分が激しい炎に包まれ、見た瞬間に放火を連想させるほどに燃え盛っていた。
炎は隣家の物置にも燃え移り一部を焼いたが、付近住民がいち早く協力して消火活動に当たり、それ以上の延焼は阻止。知らせを受け駆けつけた消防隊により、最終的に鎮火された。調べによれば、犯人は乗用車の後ろ側バンパーに直接放火。樹脂製のバンパーは火の回りが早く、炎は車体右側のガソリンタンクまで伝わり燃料に引火。瞬く間に車体の後ろ半分を焼き尽くした。車両の持ち主である男性は渋谷区でない別の地域に住んでいたが、事件発生から3時間後の午前5時頃に火災発生を知らされ青ざめたという。
渋谷区では今月7日から、神宮前地区を中心に7件の放火事件が続発。いずれも明治通り沿いを中心に、ビルなどの裏にある施錠されていないゴミ捨て場を狙ったものだった。これら事件の発生時刻はほぼ深夜2時台に集中。大通りからやや奥まった場所が狙われ、土地勘を有する者の犯行と疑われる点も今回の車両放火と共通している。だが地域や手口などは両者には若干の相違いもあり、今回の放火と直接の関連を裏付ける材料は現状見つかっていない。
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(2006-07-27)
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