ヘッドラインニュース
渋谷区地震防災マップ(ハザードマップ)の配布開始
渋谷区ではこのほど、震災時の区内全域の危険度、揺れやすさなどを一枚の地図としてまとめた地震防災マップ(ハザードマップ)を作成した。
マップは表裏に1種類ずつ描かれており、表で「危険度」、裏で「揺れやすさ」を表示。
表の「危険度」は、50m四方のメッシュ(網目)ごとに、建物倒壊の危険性を色分け。建物の構造(木造か非木造か)と築年データ、さらに建物外観を目視調査して形状や経年指標などを吟味し、区内の建物被害危険度を最小の0(0%)から最大の7(30%以上)まで色分けした。
裏の「揺れやすさ」は、マグニチュード6.9の地震が深さ10キロメートルの震源で発生した場合、渋谷区におけるどの地域が特に揺れやすいかを示したもの。
この条件下でもっとも揺れが大きいのは、JR渋谷駅から広尾方面へと続く渋谷川流域一帯。河川の両岸は他の場所より地盤が緩くなることが避けられないことから、同マグニチュードの地震発生の場合、区内最大の速度6.3前後に達すると見られている。
またかつてあった河川を埋め立てた場所のある、神宮前や宇田川町の一部も比較的揺れは大きく、震度6.2前後になると見込まれている。
表と裏を対照させると一目瞭然だが、河川周辺、あるいは以前川があったエリアに建築年数の古い建物があった場合、危険度が一気に高まるようだ。渋谷区ではすでにこのマップを区役所4階の防災課で配布。さらに9月下旬には、マップで「高危険度」と認定された建物の所有者に個別通知を発送、耐震診断や改修工事について専門家が相談に応じる個別相談会も実施する。
(2006-08-22)
最新記事一覧
- 鎖国の国のGo To トラベルとはいったい何なのか
- 非常事態宣言またもや延長 感染拡大はだれの責任か
- どうなるコロナ対策 非常事態宣言解除後の行方は
- 稚拙なアプリで徹底管理 陰性の帰国者に2週間の自宅待機
- 迷走する政治屋たち COVID-19とオリンピック
- 閉ざされた国ニッポン ワクチンパスポートの考察
- メディアの在り方について
- 警察官としての矜持
- 新スタイルのフラワーショップ「DILIGENCE PA…
- 「銀魂 × TOWER RECORDS」12/24(木…
- 地元 神宮前で話題のオーガニックカフェ「SNOW AN…
- 原宿表参道 百年の灯りライトアップ
- フェンディとアニヴェルセルカフェが表参道でコラボ「フェ…
- 頻発する暴走事故はなぜ起きるのか。
- オレオレ詐欺はなぜ減らないのか