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「江戸文化歴史検定」登場
「映画検定」「京都検定」など、検定は一種のブームとなっている昨今だが、団塊世代以上にはとりわけ注目を集めそうな「江戸文化歴史検定」が先頃登場した。
東京都歴史文化財団、江戸東京博物館、小学館などが共同で主催するもので、11月3日の文化の日、青山学院大学・青山キャンパスで2級と3級の試験を実施する。受験資格は不問。
江戸時代の歴史、文化を中心に様々なジャンルからの出題となるが、例題としては、
(1)「江戸はリサイクル都市だといわれています。では享保年間(1716〜36)の江戸の町で、幕府公認の商人で多かったのは、何でしょう?」
(回答選択肢)ア.質屋 イ.古着屋 ウ.古道具屋 エ.古鉄屋
(2)「江戸時代、郵便の役目を果たしたのは飛脚です。江戸から大阪までの距離は約550キロメートル、通常の『並便』だと25日から26日もかかりました。では一番早く着く『特急便』だと、何日で着くでしょう?」
(回答選択肢)ア.2日半〜3日 イ.5日〜6日 ウ.約10日 エ.約2週間
などが示されている(答えは記事文末)。
今回の2,3級に合格したといって必ずしも就職などに役立つものではないが、近年、各地のカルチャーセンターなどで行われる江戸文化講座はとりわけ人気のあるジャンル。来年の第2回検定では1級の試験(2級取得者のみ受験可)も行われる予定だが、晴れて1級に合格した人には、主催の東京と歴史文化財団としても、講座の講師に推薦していきたいという意向があるようだ。
スローライフ、リサイクル、コミュニティなど、近年日本人の生活に欠けているものは、江戸時代には当たり前のこととして実現されていた、とも言われる昨今。単なる郷愁を超えて見直されている江戸文化だが、この検定が更にブームに火をつけることになるだろうか。なお、例題の答えだが、(1)がイ、(2)がアだということだ。
(申込はホームページで)
■江戸文化歴史検定
(2006-08-23)
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