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「沖縄祭」 奄美民謡の偉大なる母も出演

「沖縄祭」 奄美民謡の偉大なる母も出演

 「沖縄祭」が9月16日、17日の2日間にわたり代々木公園で行われる。ご当地沖縄で始まったというこのフェスティバルだが、沖縄出身・在住のミュージシャンたちが集ってのライブというシンプルな形式が徐々に発展。沖縄料理の屋台が立ち並ぶなどの総合文化イベントに成長した。2002年5月には東京への上陸を果たし、昨年は一日で約2000人の観客を集めている。
 現在もライブがメインであることは変わりなく、今年も関東在住沖縄バンド8組、沖縄在住バンド4組、大阪、東京からのゲスト各2組が出演。さらにスペシャルゲストとして、80年代にロックバンド「ハ―トビ―ツ」で活躍したジョニー宜野湾さんが土曜日のトリで出演する。
 そして日曜日のトリには、奄美諸島民謡(シマウタ)の第一人者である朝崎郁恵さんが登場。朝崎さんは細野晴臣さん、UAさんなど、国内第一級のミュージシャンからも尊敬を集める齢70になる大ベテランだが、最近ではNHK「みんなのうた」でイクエ&カケロマンズというユニットを結成。ここで自身初のオリジナル曲「ありがとサンキュー」を唄いよりポピュラーな人気を集めている。
 ステージ周辺にはタコライス、沖縄そばなど、近年人気の沖縄料理の屋台が並ぶほか、沖縄空手やエイサー(伝統舞踊)の実演も実施。
 なお、この「沖縄祭」のテーマは例年「沖縄と音楽」。だが今年はあえて、それに「エコ」をプラスした。美しいといわれる沖縄の自然ですら徐々に汚染が進んでいるという危機感によるものという。それに従い当日は、沖縄出身の女性らにデザインされた省エネ用マイバッグなどがプレゼントされるということだ。入場無料。雨天決行、荒天中止。

■沖縄祭




(2006-08-24)

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