原宿新聞

渋谷区総合防災訓練　ニュー起震車と「事業所レスキュー隊」もお目見え

　渋谷消防署では「防災の日」に当たる9月1日（金）、代々木公園の野外音楽堂付近にて渋谷区総合防災訓練を行う。
　9月1日は83年前の大正12年に関東大震災が発生した日。さらに毎年台風シーズンとなる時期でもあることから、毎年この日は「防災の日」と制定されている。さらに前後の日を含めた１週間も「防災週間」と定めらており、全国的に防災関連行事が行われる週だ（今年は8月30日（水）から9月5日（火））。
　渋谷消防署も9月1日には例年通り総合防災訓練を実施。（ポンプ車放水などの）消防演習、消火訓練、応急救護訓練、起震車体験訓練、各防災機関の相談コーナーなど、区民の防災意識向上を狙い、様々な行事が組まれている。
　今年はとくに渋谷区所有の起震車が新調されたが、それがこの日初お目見え。わずかに体感できる程度の小地震から、震度６〜７級の大地震までを疑似体験し、地震発生時にも落ち着いて対処するための術を学ぶ。
　そのほか渋谷区の企業を代表して、シダックスとパルコが「事業所レスキュー隊」として訓練に参加。これは一般の会社員がオフィスに備え付けの備品を駆使し、消防隊の救助活動をサポートするというものだが、当日はこの２社がその模範を示してくれるということだ。


■渋谷区総合防災訓練

場所：代々木公園野外音楽堂
日時：2006年9月1日午前9時〜12時
問い合わせ：渋谷消防署（TEL：03-3464−0119）

渋谷消防署

（2006-08-28）