ヘッドラインニュース
渋谷区第3回定例議会開会(2) 区長、放課後クラブと学童館の併存に「梯子は外さない」と含み
(1)より続く
対する野党は、放課後クラブ開設についてそれぞれの立場から質問。
先に質問に立った共産党・牛尾真己氏は放課後クラブに関し、「技量面で不安のある短期雇用契約のスタッフがいた場合、安心して子供を預けられるのか」と民間に委託する形態を疑問視。
これに区長は、「公務員でなくとも、民間には優秀で真剣に取り組む人材が沢山いる」と反発。だが牛尾氏からも質問終了後、「論点が違う。今年7月埼玉県ふじみ野市で7歳女児がプールの排水口に吸い込まれ死亡した事故に見られるように、委託先企業の下請・孫請を防げるかどうかの問題」との不満が漏れるなど、両者の議論は最後まで噛み合わない印象のまま終わった。
最後は「未来の渋谷」の岡野雄太氏が質問。会派を代表し、「放課後クラブの導入そのものに反対の立場ではない」と述べた岡野氏だが、「学校によっては、学童館存続を望む保護者の声はまだ多い」と指摘。
こうした学校ごとの個別の状況を踏まえ、放課後クラブ導入後「既存の学童館は全廃されるのか、それとも当面併設されるのか。これまでの区長答弁からはその点が全く不明瞭だ」と述べ、改めて区長の見解を求めた。
これについて区長は、「梯子を外すような真似はしない。あくまで状況(推移)を見て判断する」と言明。「梯子は外さない」との表現を用い、両者の並存について、ここに来て初めて含みを持たせる発言となった。
(2006-09-22)
最新記事一覧
- 鎖国の国のGo To トラベルとはいったい何なのか
- 非常事態宣言またもや延長 感染拡大はだれの責任か
- どうなるコロナ対策 非常事態宣言解除後の行方は
- 稚拙なアプリで徹底管理 陰性の帰国者に2週間の自宅待機
- 迷走する政治屋たち COVID-19とオリンピック
- 閉ざされた国ニッポン ワクチンパスポートの考察
- メディアの在り方について
- 警察官としての矜持
- 新スタイルのフラワーショップ「DILIGENCE PA…
- 「銀魂 × TOWER RECORDS」12/24(木…
- 地元 神宮前で話題のオーガニックカフェ「SNOW AN…
- 原宿表参道 百年の灯りライトアップ
- フェンディとアニヴェルセルカフェが表参道でコラボ「フェ…
- 頻発する暴走事故はなぜ起きるのか。
- オレオレ詐欺はなぜ減らないのか