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ドキュメンタリー映画『にがい涙の大地から』

ドキュメンタリー映画『にがい涙の大地から』

　旧日本軍による遺棄化学兵器の問題を扱ったドキュメンタリー映画「にがい涙の大地から」の上映が、10月10日（火）、千駄ヶ谷区民会館にて行われる。上映は�仝畍�2時からと��午後6時30分からの2回。
　この作品は、日中戦争中に旧日本軍が製造・使用し、敗戦後現地に遺棄した化学兵器（毒ガス）に関するドキュメンタリー。40万発とも言われる化学兵器は今なお中国に残され、爆発事故を引き起こすなど、現地の人々の深刻な脅威になっているという。本作ではこれら事故の被害者やク60人に取材。家族を失った人、自分自身が重大な後遺症を背負った人など、様々な被害者の声を伝える。
　ＮＨＫの報道ディレクターなどを経て、フリーのドキュメンタリー監督となった海南友子氏は1971年生。本作はインドネシアの元「慰安婦」を取材した2001年の作品『マルディエム彼女の人生に起きたこと』に続く長編2作目。本作完成後、中国・中央電子台で「海南友子特集」が組まれたほか、日本国内でも黒田清ジャーナリスト会議・新人賞を受賞するなど内外からの注目を集めている。


■『にがい涙の大地から』

場所：渋谷区千駄ヶ谷区民会館
入場代：前売り１０００円　当日１２００円　　
問い合わせ：０３−３９５０−３６８５　（担当・北中）

公式サイト

（2006-10-04）

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原宿新聞編集長　佐藤靖博

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