原宿新聞

達人老師の妙技に溜息　「渋谷太極拳まつり」

　中国文化フェスティバル「渋谷太極拳まつり」が、11月23日、代々木公園で開催される。
　渋谷太極拳教室開講30周年、簡化24式太極拳の誕生24周年などを記念して行われるこのイベント、目玉は日本太極拳史上初となる、1千人による太極功夫扇。そのほか、日本人愛好家1500人と北京市西城区（渋谷区友好都市）から来日の55名の愛好家による、日中友好の共同表演、さらに、北京から来日した腰鼓ダンサー20人、龍舞2体、獅子舞2頭とともに、約1500人が渋谷公園通りから西武百貨店までを歩くパレードなども行われる。
　日本における太極拳不休の歴史を紐解くと、意外なことにその拠点となったのは渋谷。1976年の第一次渋谷区民訪中団の成功をきっかけに、渋谷区日中友好協会メンバーに中国文化熱が沸騰。その一環として生まれた幡ヶ谷の太極拳教室が、今日の普及の基盤になったという。
　なお、健康に良いことが最大の人気理由の太極拳だが、そもそもは中国の長い歴史の中でも、指折りの強さを持つ実戦的流派。今回来日する老師はいずれも武術家としての実力も本物だということで、演武などでその強さの一環を垣間見ることもできるとのこと。雨天の場合中止。詳細は事務局まで。

中国文化フェスティバル「渋谷太極拳まつり」

開催日：平成18年11月23日
会場：代々木公園（9時〜10時30分「だれでも参加できる太極拳、長拳」
　　　渋谷公園通り（10時30分〜11時30分　中国文化パレード」
　　　渋谷公会堂（12時30分〜15時30分　中国武術代表団日本公演）

公式サイト

（2006-10-12）