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中学生の職場体験学習開始 上原中男子も消防署で奮戦
公立中学2年生を対象とした渋谷区の職場体験学習が、6日始まった。「仕事の楽しさだけでなく厳しさも学ぶには、3日では短い」との報告により、今年から全校とも5日間の日程となったこのプログラム。受け入れ先の一つ渋谷消防署でも、屈強な消防士に囲まれた男子生徒が、忙しく体を動かした。
8日に消防署勤務3日目を迎えたのは、上原中学校の北見宗和君。同級生らの希望がコンビニなどに集中する中、「訓練を経験してみたい」と自ら志願してやってきた、今年度の同校唯一の消防署研修生だ。
陸上部に所属する一方、数学も好きだという北見君は、身のこなし、受け答えとも機敏。大人に混じって働くのは初めて、しかも回りは体育会系の消防士ばかりと傍目にはハードな環境だが、自ら志願するだけあり適応力はさすが。「今のところ疲れた表情は全く見せていない。たいしたものです」と、指導役職員が感心するほどに高い資質を示した。
この日の午後はベテラン消防士たちに混じり、月1回の消防車点検作業に従事。「実は一番なりたいのは数学の先生」という北見君だが、消防署での3日目を終え「消防士も悪くないかもしれません」と語るなど、働くことで確実な手ごたえを得ているようだ。
昨年以前も他校の生徒を受け入れたという渋谷消防署だが、その際は「ほとんど見学くらいしかさせてあげられなかった」と悔悟のコメント。だが5日間の日程を得た今年は、北見君のため万全のスケジュールを組めたと胸を張る。そうしたサポートの中、3日目までに「応急救護訓練」「火災原因調査」を体験した北見君、あす4日目の「救助訓練」を経て、最終日いよいよ「はしご車搭乗訓練」「放水訓練」に臨むという。
(2006-11-08)
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