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渋谷の丘の上に「生きた化石」の木 温暖化防止にも貢献期待
このほど渋谷区役所正面玄関近くの「ハチ公バス」停留所前に、「Shibuya Oasis」と名付けられた一角が登場した。同区の環境シンボルマーク制定を記念した木がここに植えられたもので、先日3日の「ふるさと渋谷フェスティバル」での植樹式以来、路行く人に見守られながら日ごと成長している。
この木は名前を「メタセコイヤ」、通称「アケボノ杉」といい、一度は絶滅したとされながら、20世紀半ば中国で発見された、「生きた化石」。育つと綺麗な二等辺三角形になるのが特徴だ。
成長が格段に早いことでも知られ、10年で約15m、地上4階分もの高さになるというこの木。その分二酸化炭素の吸収量も多いことから、地球の温暖化防止に役立つとの指摘もされていた。渋谷区松涛や初台も通る、山手通りの再整備は平成22年頃より始まるが、この計画で両歩道と中央分離帯を埋めるのもメタセコイヤの並木だ。
5年後にはかなりの枝ぶりになると見られるが、植えられている場所も渋谷公園通り坂道の頂上。丘の上から町全体を見下ろす格好になることから、ゆくゆくはクリスマスなど季節ごとに装飾も施し、区のシンボル的存在になって欲しいとの期待が寄せられている。
(2006-11-24)
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