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「表参道akarium(アカリウム)」 冬の表参道に新ビッグイベント
冬の表参道を柔らかな灯りで彩る「表参道akarium(アカリウム)」(表参道アカリウム実行委員会、原宿表参道欅会主催 渋谷区、港区共催)の点灯式が、来たる12月5日(火)夕方、いよいよ行われる。
最大1670万色の表現が可能な発光ダイオード(LED)を60基設置。1月8日(月)までの約1ヶ月間、表参道を幻想的にライトアップするというもの。自然環境に配慮したLED使用のイベントとしては、全国でも最大規模だ。
午後4時頃より明治神宮原宿口で行われる点灯式には、渋谷区の桑原敏武区長、原宿表参道欅会の松井誠一理事長らが出席。多数の報道陣、一般の観客らも見守る中、5時のカウントダウンを待ち、60基の塔に一斉に灯りがともされるという。
日本伝統の行灯を模したという塔「akari」は、高さ6m、幅・奥行き1.2メートルの巨大な直方体。表面に白地メッシュ幕(不燃性の布素材)が張られたこの直方体が等間隔に60基設置され、時期や時間によって異なる様々な灯りの像を描くのが最大の見所。
初日5日から12月25日(月)までの期間は「キャンドル」のイメージをベースに、週末には「星空」を表現。クリスマス前後の22日(金)から25日(月)までは、「流れ星」、26日(火)から31日(日)大晦日までは「日本の四季」「欅の四季」、26日から1月8日までは炎の像が柔らかく揺らぐ「あんどん」と、季節行事を意識した様々なバリエーションが展開される。
なお企画立案に当たり、原宿表参道欅会などからなる「表参道アカリウム実行委員会」が何より配慮したというのが、欅を含む周辺環境の保護。木に直接触れず、消費電力が格段に少ないLED(既存街灯1本当たりの消費電力4.875キロワットアワー(/日)に対し「akari」は3.023キロワットアワー)の使用に至ったのも、そうした前提があってのこと。
「第1回目となる今年は、まず『表参道での灯りのイベントはどうあるべきか』というテーマを町の皆さんとともに考えたい」とは実行委員長の松井誠一氏。
12月14日(木)はボーカルデュオ、ケミストリーを明治神宮会館に招いての関連イベント「明治神宮あかりと音楽の奉納」も行うなど、斬新な企画なアイディアを盛り込みつつも表参道の新たな冬の風物詩として、長期の定着を図りたい考えだ。
今年2月の表参道ヒルズオープン以来、一挙に人出の増した原宿・表参道。夏の「元氣祭スーパーよさこい」と並び立つ冬の巨大イベントが復活。街の発展に掛かる期待もいよいよ膨らむばかりだ。
表参道akarium
(2006-11-28)
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