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建設ラッシュの影響か。欅の損傷はげしく 欅会の中間報告まとまる
原宿表参道欅会が今年五月から表参道のケヤキ並木の健康診断を行ない、その中間報告が七月二十一日に公表された。
今回は六月一日から十一月三十日までの健康診断の中間報告として、六月三十日までに行なった三十六本のケヤキの診断の結果が発表され、その中の八本の状態がひどく、精密診断を行なうこととなった。
このケヤキ並木は明治神宮ができた1921年に201本植えられたのが始まりで、その後空襲で大半が燃えた後に、現在までに植林され163本になった。ケヤキ並木の健康診断は平成9年までは行なわれていたものの、その後途切れていた。しかし数年前から、ケヤキの皮が剥がれたり、コケやキノコが生えたりと、痛みが激しくなった。原因としては、ここ数年続いているビル建設や地下鉄工事などにより、地下の水流が途絶えてしまったことや、植え込みに捨てられるゴミなどがあげられている。
同会では、この問題を取り上げるために、今回自ら費用を負担し健康診断に踏み切った。また、植え込みを保護するためにベンチを作ったり、ボランティアを募ってゴミ拾いを毎日行なったりなどの活動も行なっている。
同会事務局長の毛塚明さんは、「表参道のシンボルであるケヤキを守るとともに、この診断結果を元に、環境の変化が起こっていることを訴えていきたい。」と話している。(2005-08-02)
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