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「陽が沈んだら光で知らせて」 原宿署、交通事故防止の反射材を無料配布

「陽が沈んだら光で知らせて」 原宿署、交通事故防止の反射材を無料配布

 日が落ちるのもめっきり早まった師走の第一日目、JR千駄ヶ谷駅前では原宿署署員らによる、交通事故防止のためのリフレクター(反射材)無料配布が行われた。
 東京都がこの日から12月7日(火)まで行う、「TOKYO交通安全キャンペーン」の一環。配られた反射材はいずれも蛍光素材で、夜間に自動車のライトを浴びるとピカッと光ってドライバーに知らせるというもの。バッグ等に取り付けるキーホルダー型、衣服や靴に貼るステッカー型など様々なものがあるが、署員によれば靴のカカト部分にステッカーを貼るだけでも、「報告を聞く限り、得られる効果はきわめて顕著」。
 高架下の暗がり、署員らが実際に乗用車ライトを反射させて実演会を始めると、駅前にはすぐさま人だかりが。自分で車を運転する人ほど夜の歩行者の恐さも知るせいか、反射材をたくさん貰って帰る人には総じてドライバーが目立った。
 4、5個ほど選んで持ち帰ったのは、千駄ヶ谷には忘年会出席のため来たという千葉在住の主婦。沢山貰ったのは専ら高校生の娘のためとのことだったが、意外なお土産を貰うことになる当人に対しては、「この時期、学校の部活の帰りが遅くなるたびこっちは心配。少なくとも自転車には絶対貼ってもらいます」と、親としての切実な心境を訴えた。
(2006-12-01)

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