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原宿駅前「コープオリンピア」に建替計画 「未だ老朽の懸念なし」も、旧コクドビル建替で浮上
1965年の建設以来、40年にわたり原宿のランドマークとして親しまれた分譲マンション、「コープオリンピア」(渋谷区神宮前6-35-3)が建替を計画している。同マンションの管理組合で結成した「コープオリンピア再建検討委員会」が、今月1日より建替計画案を公募したもので、コンペを経て来年3月に最優秀案を選出。その後組合員による投票を行い、最終的な採否が決まる。
1965年建設された現在の「コープオリンピア」は、敷地面積4109平方メートル、述べ床面積23,239平方メートル。地上8階、地下2階建で164戸が入居。JR原宿駅から表参道に向かい徒歩1分の場所に立地し、分譲マンションの先駆けとしても知られる原宿を代表する建物のひとつ。
当初から高級マンションとして多くの人が憧れただけに、築40年を過ぎた今も「構造自体は何ら問題はない」(再建検討委員会)この建物。老朽化が進んだのも配管など設備面だけで、本来建替の必要はないという。だが、2005年2月設備修繕のため「大規模修繕委員会」を結成したところ、期を同じくして隣接する旧コクドが本社物件を売却、この建替計画が持ち上がった。
それを機に、「原宿のイメージをより高める建物として、コープオリンピアも一緒に生まれ変わってはどうか」との議論が住民の間に浮上。当初持ち上がった、隣接地との総合設計(敷地共同化などにより可能となる、より大規模な建物建造)の案は立ち消えとなったが、その後も建替を望む声が不断。「建て替え後の敷地内に、周辺住民や来街者のための休憩所として公開空き地を設けては?」などの具体的提案の数々も出たことから、今回の案公募に踏み切ったものだ。
最終的に建替か現状維持かを決めるのは、権利者である組合員201人の投票。この5分の4以上の賛成を得ない限り計画は白紙となるが、「再建検討委員会」によれば、「このマンションの住民は、周りに何もなかった40年前から原宿を見守り、歴史を作ってきた自負も持っている。多くの住民にとって、街の発展に貢献することは共通の願い」とのことで、今後同マンションに集まる注目はますます高まりそうだ。
(2006-12-08)
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