原宿新聞

JR原宿駅で「臨時口」「特別ホーム」の開設準備工事始まる　明治神宮100万人の初詣に備え

　年に一度、明治神宮の初詣の時期にだけ開かれるJR原宿駅「臨時口」で、100万人にも上る初詣客を迎える準備がいよいよ始まった。
　この12月6日より、1年間で改札口に溜まった枯葉の掃除と、簡易券売機およびプレハブ事務室の設置工事がスタート。併行して応援人員の要請も進められ、駅ではすっかり年末に向けた臨戦態勢だ。
　普段は閉鎖されているJR原宿駅の特別ホームと臨時改札口だが、毎年大晦日から正月4日までの5日間に限ってこれを開放。例年300万人とも言われる明治神宮の初詣客のうち、3分の1に当たる約100万人が同駅を利用することによるもので、同駅にとってもこの5日間は、年間を通じて飛びぬけた繁忙期だ。
　常勤の原宿駅職員だけではとても乗り切れないというこの5日間、周辺の渋谷駅、恵比寿駅などにも応援を要請。その数は計22〜23人に上るということで、まさに渋谷区内JR各駅を挙げての特別体制となる。
　なお、今や当たり前となった自動改札と異なり有人改札となるこの臨時口。駅員が手で切符を回収する昔ながらのスタイルとなるが、普段から料金が頭にインプットされている職員だけに、「よほどのことがない限り、混乱が起きる恐れはない」ということだ。


（2006-12-13）