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「和の布遊び ちりめん細工の世界」

「和の布遊び ちりめん細工の世界」

「たばこと塩の博物館」(渋谷区神南1-16-8)では、2月10日(土)〜4月8日(日)までの約2ヶ月にわたり、企画展「和の布遊び ちりめん細工の世界」を開催する。
 京都や滋賀の名産である縮緬(ちりめん)は、絹糸を縦横交互に折り合わせて作る伝統の織物。布の表面にしぼ(小さいちじみ)が現れるのが特徴で、日本では17世紀末より着物や帯などに用いられて普及。「ちりめん細工」はこの残り裂(ぎ)れや再利用の古裂れを縫い合わせ、小さな玩具、実用品、飾りなどに仕上げたものだ。
 戦中の混乱、さらに戦後の洋装の普及もあって忘れ去られていたものの、近年、日本玩具博物館の活動などにより再び愛好者が増加中というこのちりめん細工。今展では同博物館所蔵の古い品を中心に、繊細な表現がそこかしこに織り込まれた、ちりめん細工の世界を紹介する。

(2007-01-22)

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