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渋谷消防署、センター街カラオケ店で一斉立ち入り検査　宝塚3人死亡の火災受け

渋谷消防署、センター街カラオケ店で一斉立ち入り検査　宝塚3人死亡の火災受け

　客3人が亡くなる悲劇となった兵庫県宝塚市のカラオケ店での火災発生を受け、渋谷消防署でも23日、管内カラオケ施設の一斉立ち入り検査に乗り出した。初日はまず日本最大の繁華街、渋谷センター街の店舗立ち入りに着手。店によっては「アルバイト店員しかいないことも多い」というその内部に、制服姿の署員約20人が踏み込んだ。
　今回検査対象となるのは、同署管内で全41箇所の「遊技場」認定されたカラオケ施設。この全てに対し、期間中延べ約100人に上る渋谷消防署員を動員。火災への備えの有無、とりわけ�／瀚爾覆媛亳気箸覆蠅笋垢だ瀏�の設置状況、��避難路の整備状況、��消火器使用法などに関する従業員への教育、の3点についてチェックするもの。検査の結果特に悪質だった施設には、改善命令が出されるという。
　防音のための気密性の高い壁面ゆえに、火災時には外から様子の窺えない灼熱の密室となってしまうのが、カラオケ店の火災特有の危険。
　渋谷でも昨年10月、死者こそ出なかったものの、神南1丁目のカラオケ店で厨房設備が故障し不完全燃焼となる火事が発生。この火災では9人が一酸化炭素中毒となって搬送されただけに、「『カラオケは不安』とのイメージを一掃する」との署長の檄のもと、緊張感漂う検査となった。


（2007-01-23）

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