原宿新聞

前都議・矢部一氏が渋谷区長選に向け出馬会見

　4月15日公示、同22日投票となる渋谷区長選で、前東京都議会議員で一級建築士の矢部一氏（56）が6日、JR渋谷駅近くの会議場で会見、出馬の意志を表明した。
　大手新聞社など報道陣約20人が集まった会見の席上、矢部氏は渋谷区と同規模の自治体の多くが、人数にして同区の半分から6割程度の職員で運営されていることを例に挙げ、当選後は行政のスリム化を行うことを第一の公約とした。また建築士としての経験から、「木造家屋は最大でおおよそ100万円あれば耐震化は可能」と述べ、補助制度なども設けた上、区内全ての木造家屋耐震化を行うとのビジョンを示した。
　現時点で政党など団体の支援を受けていない矢部氏に対し、報道陣からは「勝算はあるのか」との質問も上がったが、「現職も100％まとめているわけではない」とし、挽回は充分に可能との見方を示した。
　　渋谷区長選は、すでに現職の桑原敏武氏が自民党などの推薦を得て2選に向け出馬を表明しているほか、前渋谷区清掃リサイクル部長の坂井正市氏が民主党渋谷区議団などから推され立候補の意思を示している。

（2007-02-06）