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パリ・ポンピドーセンター
2月7日より5月7日まで東京・六本木の国立新美術館で、パリ・ポンピドーセンター所蔵の作品約200点が展示されている。テーマは主に20世紀にパリで活動した異邦人アーティストで、数々の巨匠の名が連なり、藤田嗣治の名も入っている。
さて大元のポンピドーセンターは7階建てで、50,000点の近現代美術品を所蔵する国立美術館なのだが、外見はカラフルでまるで近代的な工場のようだ。レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャーズの2人の建築家がコンクールで勝ち抜いたデザインだが、周りのシックなパリの景観からは浮き出ている。ガラス張りの建物で、空間に恵まれた展示会場には、フォービズム、キュービズムなど常時2,000前後の作品が展示されているとのことである。
フランス歴代大統領の名の建造物にはよく出会うが、この建物も例外ではない。ドゴール大統領の側近でその後を引継ぎ1969年から1974年に亡くなるまで大統領を務めたジョージ・ポンピドーにちなんでいる。建設は1972年に始まったのだが、開館するまでに5年の月日を要しており、ポンピドー自身はこの建物の中に入ることは残念ながら出来なかった。
また建物の中には、あらゆる分野の書物を蔵書している公立図書館もあり、街の中心地にあるためか人気が高い。入るのに1時間前後列に並ぶことも珍しくなく、係りの人は夕方訪れることを勧める。その他、最上階にはパリを見渡せる近代的なレストランもあり、カンディンスキーやピカソを鑑賞した後そこで感慨に浸るのも悪くない。
関連サイト:
http://www.asahi.com/pompidou/
(2007-02-23)
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