ヘッドラインニュース

渋谷駅周辺を大規模再開発へ

渋谷駅周辺を大規模再開発へ

　渋谷駅周辺の大規模な再開発計画を検討する「渋谷駅街区基盤整備検討委員会」（座長・森地茂政策研究大学院大学教授ほか、国土交通省、東京都、渋谷区、東急、ＪＲなど鉄道事業者で構成）は、駅周辺再開発の整備方針を固めた。埼京線、銀座線ホームの移設、高さ200メートル近くの超高層ビルの建設などを含む大規模な計画だ。東急東横線が副都心線と地下で結ぶ四年後を目処に本格化するが、同委員会は来年度には具体的な都市計画を決定、周辺の整備に乗りだす考えだ。
　整備される主なポイントは七つ。�仝什澪覽�線ホームは渋谷駅から約330メートル離れているが、これを移設。山手線ホームと並列にする�■崖�でＪＲ（２階部分）と交差する格好の銀座線ホームを明治通り側（東側）に約５０メートル移動��バス、一般車両、タクシーなどで混雑する駅西口で一般車両を全面進入禁止に。西口の南北にふたつのバスターミナルを設置するほか、ハチ公広場を拡充。さらに中央部分に広場を設け、歩行者と車両を分離する�っ浪治嘘�にタクシー乗降場を設置するほか、地下２階に公共駐車場を整備。さらに明治通り地下部分に大規模な駐輪場施設を整備する�ヅ貔召留愾姐�場を拡充するとともに中央部分でも通り抜けできる通路を確保、現在東急東横店を中心に買い物客、乗降客などでごったがえしている状態を緩和する�ζ燦失笋僚唾�マークシティーから駅ビル、文化会館跡の再開発ビルを結ぶ地上四階からの空中通路を建設、歩行者の回遊性を高める��東急東横線ホームを４年後に明治通り地下に移設。これに伴い東急東横店を建て壊し、高さ２００メートル近くの大規模駅ビルを建設する‐などが骨子だ。
　渋谷区は平成１７年度都市再生緊急整備地域の指定をうけた。これに伴い同１９年３月、学識経験者、国土交通省、東京都、渋谷区、鉄道事業者らで「渋谷駅街区基盤整備検討委員会」を設置。同１９年まちづくりガイドライン２００７を策定。６月末、整備方針をまとめた。
　今年（平成２０年）６月には東京メトロの副都心線が渋谷まで開通。４年後の平成２４年には東急東横線ホームが地下化、副都心線と地下で相互に乗り入れ、埼玉和光市から横浜中華街までの直通運転が可能となる。現在東横線ホームは、２階部分で山手線ホームと隣接、このホームが明治通りの下に地下化することで駅周辺の再開発が本格化する予定だ。すべての計画が完成するのは少なくとも十年以上のスパンがかかる大規模な再開発事業だ。
　同委員会では今月末まで一般市民の意見を受け付ける予定。方法は、郵送、ＦＡＸ、電子メールなど。あて先は、東京都都市整備局都市基盤部街路計画課区部街路計画担当�　瞥港�の場合）〒１６３‐８００１新宿区西新宿２‐８‐１�◆複藤腺悗両豺隋烹娃魁升毅械牽検升隠械毅喚�（電子メールの場合）Ｓ００００１７９＠section.metro.tokyo.jpまで。

　また渋谷区では十八日午後七時からケアコミュニティー美竹の丘、多目的ホールで住民説明会を開催、事業計画を説明する。参加自由。詳しいことは渋谷区都市整備部地域街づくり課（三四六三‐二九四三番）まで。同課では地域住民の要望があったら、随時住民説明会を開く予定。
（2008-07-16）

最新記事一覧

ヘッドラインニュース一覧

創刊にあたり

現実をみつめる冷静な目
原宿新聞編集長　佐藤靖博

www.harajukushinbun.jp

虫に書く

事案の真相に鋭いメスを
「巨悪は眠らせない」

www.harajukushinbun.jp