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新潟ネスパス来館者が急増 表参道の新名所へ

新潟ネスパス来館者が急増 表参道の新名所へ

 表参道の「新潟館ネスパス」への来館者が急増、新たな名所となっている。
越後(新潟)を舞台としたNHKの大河ドラマ「天地人」の影響も大きく、今年4〜5月の入館者数は前年同月比19%増、これに伴って売り上げでも21%増のペースだ。
もともとは、新潟県の情報発信拠点として11年前にオープンしたのだが、2006年2月、近隣に表参道ヒルズがオープン、新潟館ネスパスも同年12月に大改装して販売強化に乗り出していた。同時に、毎週末には必ず、多彩な「食」の魅力を紹介する企画はじめ「人や地域との関係性を築く濃密なイベント」(後藤一安館長)を開催して集客力を高めてきた。開館当時は年間7万人前後だった入館者は、2006年度には56万9000人まで増え、さらに2007年度で90万9000人、2008年度91万4000人と、確実に90万人を上回るまでに成長している。
 最近のヒット企画は料理スタジオ、父の日地酒プレゼントキャンペーンなど。客層は従来、40〜50歳代が中心だったが、イベントの多様化に伴って、このところ20代カップル、子連れのファミリー客など若い人たちの増加が目立つ。
 ネスパスの構成は地下1階が食事処「新潟食楽園」、1階が物産販売の「新潟食楽園」、にいがたの味「靜香庵」、2階が新潟県東京観光センター、にいがたUターン情報センター、にいがた暮らし相談窓口、そして3階がファッション展、パーティー、面接会場などにも活用できる多目的スペース。
 新潟県庁が運営する東京での情報発信拠点とはいえ、物販に一部飲食を加えた2008年度の売上高は、前年比14・2%増の4億円にのぼっている。
 こうした実績を背景に7月10〜12日、新潟のほか鹿児島、島根、福井、石川、富山の各アンテナショップが集結して、1階のイベントスペースを会場に、「第1回アンテナショップフェスティバル」を開催する。
(2009-06-25)

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