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来店者が90万人を突破 FOREVER 21原宿店

来店者が90万人を突破 FOREVER 21原宿店

 「FOREVER 21」原宿店の来店者数が、オープン2ヵ月を前に、累計で90万人を突破、連日開店前から行列が並ぶ快進撃が続いている。
オープン初日の来店者は6700人だったが、4日目から1万人を超え、5月30日(土曜)には2万323人と、1日あたりの最高客数を記録。6月25日段階で88万人を超え、27日にはついに累計で90万人を突破した。7月3日頃には、オープンから約2か月あまりで100万人の大台を突破する模様だ。この間の1日あたりの平均客数は1万5000人を超えている。
 原宿店は、日本の第1号店。原宿・明治通りに面して、地下1階〜地上4階、売り場面積1749平方メートルの規模でオープンしたのが4月29日(休日)。フロア構成は地下1階がシューズ、ドレッシーなアイテム、1階がアクセサリーなど、2階がビンテージ風アイテム、ランジェリー、3階がモダン、カジュアル、ベーシックアイテム、4階がメンズ、アーバンカジュアル、ヘリテージ1981となっている。
 原宿店の公式の開店時刻は午前11時だが、「店舗の前に100人以上の客が並ぶと、通行の妨げになるし、近隣の店舗にも迷惑」として、ほぼ連日のように繰り上げ開店を実施している。平日の6月26日(金曜)には、午前10時前に150人以上が押しかけたため、混雑を回避して10時に開店。
 昨年11月、隣接ビルにいち早くオープンした「H&M」は、午前11時の開店時刻を守っているが、こちらにも連日数十人が開店前に列を作り、この両店の前は連日、朝の混雑が続いている。
 ロサンゼルス発ファストファッションチェーン「FOREVER 21」のコンセプトは、「ベストファッションを最小プライスで提供する」。リーズナブルな価格でありながら、最新のファッションをいち早く取り入れたトータルカジュアルのスタイルが、10代をはじめ女子大生、OL,ミセスに至るまで、幅広い支持を得ている。小物類も豊富で、アメリカでは「100ドルあれば、服からバッグ、アクセサリーや靴まで、すべてがそろう」という。
 スピーディーな商品供給も、特徴のひとつ。毎日にように新商品が入る売り場は鮮度が高く、贅沢な気分でショッピングが楽しめるように工夫した「ハイエンドなストアデザインも必見」とされている。
 同社は韓国系アメリカ人のダン&ジン・チェン夫妻が、ロサンゼルスで設立。1995年に初めてカリフォルニア州以外のフロリダに進出し、これまでに全米を中心にカナダ、中国、韓国や東南アジア、中近東などで直営、FC(フランチャイズチェーン)の合計で約460店舗まで増やしている。年間売上高は2006年に10億ドルを突破し、その後も急成長を続ける注目企業だ。
 日本でも、原宿店を皮切りに新宿、渋谷、銀座などのファッションエリアに大型店を計画中で、早ければ年内にも2号店の開設が見込まれている。

(2009-06-26)

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