原宿新聞

著名人着用の衣装を販売　感度の高い人たちに好評

著名スタイリストが選んだ有名人着用の衣装などを販売する「スターストア・アット・スタイリスト」が注目されている。
表参道から渋谷へと向かうキャットストリート（神宮前６丁目）の路面に、７月初旬に開店したばかりだが、３３平方メートルほどの小さなショップには、情報に敏感で、クリエイティブな男女の姿が目立つ。
俳優、タレントやミュージシャンなど芸能関係者が舞台、テレビへの出演や撮影用に使う衣装は、昨今はメーカーやセレクトショップなどの提供、レンタルが増えているとはいえ、かってはスタイリストがインポートも含めて買いつけており、それらの数は「万単位にのぼる」という。それらをマーケットに出す方法はないかと模索していたところ、スターストア（中野和彦社長）が手持ち物件を提供し、いわば共同運営の形でスタートした。
まだ、スタイリストの名前は出せないが、「サイズも含めて、“一点もの”の希少価値」がアピールポイントとなっている。
１０万円を超えるドレスなども珍しくないが、梅雨明けの猛暑の季節だけに、１万円以内のＴシャツやアクササリー、雑貨類などが好評。女性客だけでなく、男性客もほぼ半分を占めている。
メンズではジーンズ、Ｔシャツなどカジュアルウエアのほか、１万〜２万円のインディアンジュエリーや帽子、靴などが売れている。　
ホームページも製作中で、ショップとの相乗効果をめざす考えだ。
こうした動きに、複数のスタイリストが関心を寄せていることから、合同ショップや２号店の構想も浮上している。　
（2009-07-17）