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原宿神宮前スーパーモデル地区へ 住民らに説明会開く

原宿神宮前スーパーモデル地区へ 住民らに説明会開く

 原宿神宮前スーパーモデル地区整備に関する説明会が18日、神宮前穏田区民会館で開催された。これは国土交通省による「スーパーモデル地区」募集に対し、原宿神宮前地区が「くらしのみちゾーン」として指定されたことを受けて開かれたもので、近隣住民や整備に関係する業者を中心に40名近い参加者が集まった。説明会ではこれまでの経緯や今後の進め方についての概要説明がなされたほか、参加者によるワークショップも行われ、活発な意見交換の場となった。
 今回、原宿神宮前地区が指定を受けた「スーパーモデル地区」とは、国交省が身近な道路のニーズに応える先進的施策推進を目的として、全国のモデルとなる地区を国の支援のもとで整備するというもの。原宿神宮前は交通安全の確保と生活環境の質の向上を目的とした「くらしのみちゾーン」の対象として指定を受けた。同地区では昨年「原宿神宮前くらしの道及びオープンカフェ等社会実験」を実施、その結果を受けての今回の指定となった。対象となる地域は対象となる地域は約720メートルの遊歩道を中心とする穏田商店街周辺地域。
 会では冒頭、井口典夫青学大教授からこれまでの経緯と今後の進め方について、大平秀則穏田商店会副会長より工事関係を中心に概要説明がなされ、社会実験の成果とその後の経過、特に今回主な整備対象となる遊歩道についての課題が提示された。
 概要の説明を受けて行われたワークショップでは、「地域に望まれる整備について」をテーマに三つのグループに分かれて討議、活発な意見交換がなされた。その中では、電柱の地中化、また対象道を歩行者及び自転車専用道とした上での車両通行規定の要望、それに伴う近隣住民を中心としたNPOの組織による環境整備などの具体的な整備案が提案されたほか、通行者に対してのモラル啓発といった永続的な環境整備の指針等、幅広い議論となった。
 今後、近接住民への広範な意見公聴の場を設けること、その上でのより具体的な要望の集約・具体化の作業に入る。今年度中の整備計画の決定、そして平成19年度までの事業の完成を目指す。(門田)(2005-08-23)

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