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「進化したコロッケ」専門店オープン、「ごろも原宿店」が５日、裏原宿に

　「コロッケが進化した」をキャッチフレーズに、産地・工場直結型による新タイプのコロッケ専門店「ごろも原宿店」が８月５日、渋谷区神宮前３丁目の裏原宿にオープンした。　
　ＪＲ原宿駅から竹下通りを東へ、明治通りを渡って間もなく左側の藤原ビルのエントランスに、移動販売車を停めたショップ。北海道・ニセコ町で採れたジャガイモを山口県の工場で加工、原宿でコロッケに揚げて販売する。揚げるとき、「ウォーターフライヤー」という特殊な器具を使って、コロッケがあまり油を吸収しないように工夫しているのも特徴のひとつ。そのため「揚げ物が苦手な人も、おいしく食べられる」という。
　「ごろも」の由来は、ジャガイモの“ゴロッとした”イメージと特徴ある衣（コロモ）。「ごろいも」×「ころも」で「ごろも」というわけだが、丸ごとジャガイモの形と、無骨な書体を組み合わせたロゴマーク、キャッチコピーで、「確かな味わい」をアピールしている。
　コロッケは、①フンワリとしたクリーミーなホワイトソースに、ジャコを加えて、風味豊かなゴマでコーティングした「ごろじゃこ」②スモークの香りが漂うベーコンチーズに、ナッツをトッピングして香ばしさをプラスした「ごろべー」③ガーリックとバターをたっぷりきかせたマッシュポテトと、クルトンの歯ごたえがアクセントの「ごろにん」④ジャガイモと焼きソバという予想外の組み合わせが生み出す微妙な味のバランスが特徴の「ごろそば」ーーの４種類。
　１個１５０円（税込み）だが、３個で４３０円、５個で５６０円と、割安の料金体系。シンプルな包装で、環境にも配慮している。
　企画・生産・販売を統括するオイシーファクトリー（港区・麻布十番、大道静華社長）では、原宿を１号店に、多店舗化していく方針で、近く神戸にも開店する。
　札幌、仙台、東京、大分などの飲食系専門店への卸売りも、すでに始まっている。
「原宿の若者たちにアピールして全国に発信し、第１次産業を活性化していきたい」（大道社長）としている。
（2009-08-05）

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