原宿新聞

「Ｈ＆Ｍ」が９月１９日、渋谷に旗艦店、日本法人・ショールームも移転統合

　スウェーデン発のＳＰＡ（製造小売業）型カジュアルブランド「Ｈ＆Ｍ」（ヘネス･アンド・モーリッツ）の旗艦店が９月１９日、渋谷の東急百貨店本店近くにオープンする。今秋はこのほか、横浜、埼玉・新三郷、新宿、そして来春には大阪・心斎橋にもオープン予定で、「Ｈ＆Ｍ」は日本で７店舗体制となる。
　渋谷の旗艦店は、東急本店の斜め向かいに当たる旧ブックファーストのビル跡地に開業する複合商業施設「渋谷宇田川町ビル＝仮称」（地下２階〜地上９階、延べ床面積８１０３平方メートル）の１〜４階を占める。売り場面積は合計２８００平方メートルの大型店で、流行発信地とされる渋谷のロケーションにマッチしたファッショナブルで最先端のトレンドを提案し、幅広いラインナップの旗艦店として運営する。
　レディス、メンズ、アクセサリーのほか、日本では初のアンダーウエアも展開する。
店内は、渋谷の若々しく、賑やかな雰囲気を反映したアップデートなインテリアが特徴。１〜２階は、開放感のある吹き抜けとなっており、全体に白と黒を基調としている。
　日本２号店となった原宿店に続いて、店内にはイラストレーター、Lovisa Burfittのデザインによるグラフィックがちりばめられる。
　オープン当日は、先着５００名に、オープン限定ギフト（レディスタイツ、メンズスカーフ）を用意する。
　また、旗艦店となる渋谷のビルには、「Ｈ＆Ｍ」の日本法人とショールームが移転し、日本での多店舗展開を加速する。
　渋谷の旗艦店に先立って、９月５日にオープンする横浜ランドマークプラザ店（３〜４階、店舗面積２２００平方メートル）はレディス、メンズに加えて、日本では初のキッズ（ボーイズ、ガールズ）商品を展開。９月１７日オープンの、ららぽーと新三郷店（２フロア、１９００平方メートル）もレディス、メンズ、キッズで商品構成する。
　１１月１４日オープン予定の新宿店でフルコンセプトが揃い、Jimmy Choo for H&Mを発売する。
　さらに来春、大阪・心斎橋にオープンすれば、日本では７店舗体制となる。
　Ｈ＆Ｍ Hennes&Mauritz AB(H&M)は、１９４７年にスウェーデンで設立。ビジネスコンセプトは、ファッションとクォリティを最良の価格で提供することで、ストックホルムにあるＯＭＸ北欧証券取引所に株式上場している。
　現在、世界３４カ国・地域に約１８００店舗を展開しており、社員数は約７万３０００人。２００８年度の売上高は１０４０億４１００万スウェーデンクローナ（付加価値税含む）。Ｈ＆Ｍの商品構成は幅広く、レディス、メンズ、ティーンズ、キッズ向けおよびコスメティック商品を多様なコンセプトで展開しており、アパレルラインは自社のデザイナーとパタンナー、バイヤーが協力して企画している。
（2009-08-19）