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オンワード樫山が「オープニングセレモニー」、8月30日、渋谷に日本1号店

オンワード樫山が「オープニングセレモニー」、8月30日、渋谷に日本1号店

 ニューヨークの高感度セレクトショップ「オープニングセレモニー」が8月30日、東京・渋谷の公園通りに、日本1号店をオープンする。
 日本では、オンワード樫山が専門部署を設けて運営するもので、渋谷西武モヴィーダ館の地下1階〜7階を使い、全8フロアで「ミニメガ・モール」をテーマに、新しい提案を発信していく。
 今回オープンする日本1号店は、ロサンゼルスの店舗と同じく、「ミニメガ・モール」のコンセプトを導入し、ショップ・イン・ショップの考え方を広げたもので、デザイナーごとに売り場を構成し、それぞれのアイデンティティを表現する。地下1階、地上7階、営業面積2390平方メートルは、世界最大規模のフラッグシップショップとなる。ライフスタイル別の独自性のあるフロアを構成し、メンズ、レディスが同じフロアで販売する点も、特徴となっている。
 商品構成は、世界初のショップインショップ展開となる「アレキサンダー・ワン」をはじめ、スウェーデンのデニムブランド「アクネ」やアメリカントラッドの「バンド・オブ・アウトサイダーズ」などが軒並み名を連ねる。
また、「オープニングセレモニー」の特徴とされる積極的、挑戦的なコラボレーションでは、クロエ・セヴィニーとのコラボや「ペンデルトン」との縦横無尽で個性的なコラボレーションラインを展開する。ショップ全体の取り扱いブランドは、衣料品だけで50ブランド以上にのぼる。
 洋服だけでなく、レコードショップ「アザー・ミュージック」やアートブックの卸「D・A・Pブックス」、人気のコスメブランド「キールズ」など、ニューヨークの最も旬なローカルショップも上陸する。
 全8フロアとも、「屋上」「オフィス」「近未来都市」など、テーマを設けた個性あるショップインテリアで展開する。
最上階の7階には、スウェーデンの「アクネジーンズ」など2009年秋冬シーズンに「オープニングセレモニー」が注目するスウェーデン、イギリスなどのヨーロッパデザイナーのブランドを集積する。
 6階には、「バンド・オブ・アウト・サイダーズ」「ベッツィ・ジョンソン・アーカイブ」など、約20のアメリカブランドを集める。
 5階は、ニューヨークのカジュアルブランド「トリップ」を中心に展開する、プライスコンシャスなフロア。書籍やCD、ホームアクセサリーも並ぶ。
4階は、アメリカの典型的な町並みを再現したフロアに、オリジナルブランドの「オープニングセレモニー」や日本企画の「オープニングセレブレーション」を展開。
 3階は、フユーチャリスティックなインテリアで、「ノム・デ・ゲール」など、いくつかのショップインショップを展開する。中でも、世界初となる「アレクサンダー・ワン」のショップインショップは、注目される。
2階は、キッチンに並んだバッグや階段に並べられたシューズなど、アクセサリーを集積したフロア。天然成分を含むスキンケアアイテムで歴史を持つ「キールズ」のコーナーも、設置される。
 アメリカの3都市をイメージした1階フロアからは、常に新しい提案を発信する。オープン時には、長年と顧客であったクロエ・セヴィニーや「米国の伝統ブランド「ペンベルトン」とのコラボレーションライン、ジュエリーブランド「デルフィナ・デレットレ」で構成される。
 そしてフード&カフェの地下1階には、サンフランシスコのコーヒーショップ「ブルー・ボトル・コーヒー」とレストラン「ポットラック」が入る。
 「オープニングセレモニー」は、キャロル・リムCEOとクリエイティブディレクターのウンベルト・リオンが2002年、従来のセレクトショップとは一線を画した斬新なアイデアを取り入れた高感度セレクトショップを、ニューヨークのマンハッタンに開き、短期間に米国の人気ファッションストアとしての地位を確立した。
 「趣味としての消費」というコンセプトのもと、シーズンごとにテーマとなる国や地域をひとつ決めて、「その国を代表するデザイナー」「新人デザイナー」「歴史あるブランド」「その国独自の選び抜かれた製品」の4つの切り口で諸品展開し、“消費という名の旅“を再現している。
 さらに、「小売」「オリジナルブランド」「ショールーム」という3つの事業を推進することで、事業を多方面から支え、各分野の競争力と収益性を高めている。中でも、オリジナルの「オープニングセレモニー」コレクションは、メンズ、レディスを100店舗以上の専門店に卸売りしており、業界内外からの支持を高めている。

(2009-08-24)

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