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「スーパーよさこい2009」が29日開幕、明治神宮で6チームが奉納演舞

「スーパーよさこい2009」が29日開幕、明治神宮で6チームが奉納演舞

 明治神宮奉納・原宿表参道元氣祭「スーパーよさこい2009」が8月29日(土)午前11時から、明治神宮本殿前広場での開会奉告・奉納式で開幕した。
 本殿前では、前年度に優秀チームとして表彰された「Art wave」「原宿よさこい連」「東京メトロ・群青(シーブルー)」「ぞっこん町田‘98」「ほにや」「とらっく(社)高知県トラック協会)の6チームが奉納演舞を披露。
 原宿表参道、明治神宮、代々木公園、NHK前ケヤキ並木通りなどに特設されたステージには、本場である高知県や開催地元の東京はじめ、海外も含めて合計91チーム、約5500人が登場、元気はつらつの演舞を印象づけた。
 中でも、高知県からは、2年連続でグランプリを受賞している「とらっく(社)高知県トラック協会」チームが、”御喜楽綽綽“(おきらき・しゃくしゃく)をテーマに、小唄調のテンポのよい軽快な音楽と、軽やかで歯切れのよい小粋な振り付けでアピール。地元の「原宿よさこい連」は、小学生から70歳代まで幅広い層で構成し、「江戸の粋」をチームコンセプトに、本場・高知の流れを取り入れた、独自の江戸前よさこいを披露。
 また、来日のガーナ高校生と日本の高校生を主体に結成した国際チーム「ロッテ・ガーナよさこい連」は、アフリカ生まれの衣装と音楽で異彩を放った。「ベトナムよさこい連」は、首都ハノイで開催される「日本さくらまつり」で、よさこいを演舞したチームの代表と事務局が初来日して、演舞を披露するなど、国際色豊かとなっている。
 30日(日)は、正午から午後5時まで、「表参道」駅〜「明治神宮前」駅の間の路上を交通規制し、選ばれた45チームが表参道をパレードして、フェイナーレを飾る。
 よさこいの演舞に加えて、今回は「じまん市」はじめ、全国から名産・特産品が終結する物産展の大拡充も、大きな特徴。代々木公園イベント広場での「じまん市」には、企業のPRブースを除いて、海外も含む63店が店びらきした。
 うち飲食エリアには、12県から30店。物販エリアには18店が出て、各地の特産品のほか、「スーパーよさこい」にちなんだ帽子などのアイテム、元氣祭公式グッズなどを販売。海外エリアは15店で、タイ、インド、スリランカ、ブラジルなどのエスニック料理を楽しめる。
 原宿表参道一帯での「スーパーよさこい」や「じまん市」と時を同じくして、近隣の南青山では、「全国YOSAKO衣 デザインコンペティション in ふくい」の優秀作品展示も始まった。同じく8月30日まで。
「繊維産地・福井県」を全国にアピールし、イメージアップを図るとともに、新たな販路開拓をめざして、ふくいファッションイベント実行委員会(事務局=福井県)が、全国のよさこいチームを対象に、5年前からオリジナル衣装のデザインを競うコンペを実施しているもので、会場の「ふくい南青山291」の多目的ホールでは、これまでの入選作品23点をはじめ、福井産地の生地で製作された色鮮やかな衣装を、一堂に集めて展示。福井県特産の羽二重餅も、抽選でプレゼントしている。
 「よさこい祭」はもともと、1954年(昭和29年)に高知市で生まれ、今年55回目を迎える夏の祭典。戦後の復興期、隣の徳島県の阿波踊りに負けない、永続発展していく市民の祭をつくろうと、商工会議所の有志によって打ち出された。「鳴子」(なるこ)という、田んぼの雀払いの道具を楽器として用いるのが特徴。基本ルールは「鳴子を持って踊る」「よさこいのメロディーを使用(アレンジ)する」など、簡単なものだけ。楽曲や振り付け、コスチュームなど自由なアレンジが加えやすく、躍動感いっぱいの踊りが期待できる。日本全国の“よさこいスタイル”のお祭は、今やその数250以上とされており、原宿表参道の「スーパーよさこい」もそのひとつ。
 2001年に明治神宮の奉納祭としてスタートした「原宿表参道元氣祭・スーパーよさこい」のコンセプトは、「日本人のアイデンティティを求めて、日本人の元氣を世界に発信したい」「閉塞感や不安感を募らせている人々に、夢と希望を持ってもらいたい」という思いを込めて、「私たちの愛する街にようこそ、みんな元気を出そうよ」としている。

VIDEO NEWS 1
VIDEO NEWS 2(2009-08-29)

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