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発信型イベント「写真一夜」、13日に写真家みずから企画して

発信型イベント「写真一夜」、13日に写真家みずから企画して

 「写真家は、写真について語り合おう」と、積極的に作品を撮り続けているフォトグラファーを中心に、スライドショー主体のイベント「写真一夜」が9月13日(日)、渋谷のマイクロ・カフェシアター「アップリンク」で開催された。
 「お互いに語り合い、コミュニケーション力を高め、2010年に向けて、新しい写真表現を追求していこう」というアート系写真家・米原敬太郎さん(35歳)の呼びかけに応えて作品を出品・出演したのはプロカメラマンから大学教員、趣味の域を超えた愛好家まで、幅広い分野で活躍している男女20人。キャリアを問わず、これに共感、サポートする人たちも加わって、会場は100人近い熱気であふれ返った。
 当日は、1人36枚、3分以内を原則に、エピソードや“語り”なども交えながら、スライドショー方式で自らの作品を紹介。中には、自分の写真集のアピールもあり、和気あいあいの交流が、夜おそくまで続いた。
 「新しいとは少数派ということであり、尖がっているとは、そういうこと。他では発表・評価されにくい作品を、みんなで発表できる場を作ろう」ということで、こうした写真家みずらが企画した、この発信型イベントは今後、「奇数月の第2日曜日の夜」に開催することも決まった。会場は原則として、アップリンクの予定。
 呼びかけ人の米原さんは京都市生まれで、35歳になったばかり。武蔵野美術大を出て、京都市立芸術大学の大学院修士課程を修了。「現代美術では生活できない」と大阪のデザイン会社などに勤めたが、「夢忘れ難く独立、2005年に上京」という経歴。
 いま、板橋区に活動拠点を置き、「技術を持った作家として生きたい」と、夢の実現に向けて、活動の幅を広げている。
 メンバーの所幸則さんも、得意とする渋谷・原宿界隈の撮影作品をもとに参加している、ファッションショー形式のアートショー「バース2」は9月20日、表参道ヒルズ本館地下3階のスペースオーで開催される。(2009-09-13)

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