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19日から「風景三人展」、秋山庄太郎写真芸術館で
東京・南青山の秋山庄太郎写真芸術館(段木一行館長)は、9月19日(土)から11月29日(日)まで、「それぞれの四季〜前田真三+前田晃+秋山庄太郎・風景三人展」を開催する。会場は、東京メトロ「表参道」駅A4出口から徒歩7分の美術館通りに位置する。
日本の風景写真の草分けであり、多くのファンを持つ前田真三(1922〜1998)、その志を受け継ぎつつ、新境地を切り拓く長男・晃(1954〜 )、その両氏とも親交が深く、独特の視点から風景と向き合った秋山庄太郎(1920〜2003)。作者3人の心の内には、風景を叙情的にとらえようとする理念では共通するものの、その表現は三人三様であり、この風景三人展では、それぞれの思いからフィルムにおさめた風景写真のエッセンスを結集している。
フォーマットの違いも、作風に影響を与えており、秋山庄太郎は、「紅葉」に見られるようにヨコ長、前田晃は四角(「杉林と山桜)、前田真三は「色づく棚田」のように、その中間で、それぞれの特徴を発揮している。秋山作品には、ソフトフォーカスレンズを駆使したものが多く、フワッとした湿度感に包まれているのに対して、前田真三作品はシャープでクールな印象を与えている。
展示数は、前田真三30、前田晃28、秋山庄太郎31の合計89作品。
風景写真についての語録は、前田真三「自然と出会い、自然を感じ、発見していくことがそのまま風景写真である」、秋山庄太郎「大自然を花器とみたて、季節感を花材として生け込むことが、私の風景である」、そして、唯一の現役写真家である前田晃は「普段見慣れた光の中にこそ、風景本来の美があると、私は思っている」。
会期中には、現役写真家・前田晃氏による「展示解説・スライド上映」が行なわれる。また、かって秋山庄太郎のビデオ作品の楽曲を担当したピアニストの中上由利子さんによるコンサートなども予定している。
(2009-09-19)
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