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CJ−LINXが「オープンエコ」設立、中国で酵素製造から環境事業へ
TLホールディングスグループのCJ−LINX(渋谷区神南1丁目)は24日、日本と中国市場をつなぐ事業の一環として、香港特別行政区に設立したオープンエコ(矢野広一社長)を軸に、日中の産業活性化や環境資源活用の事業を推進する、と発表した。
当面は、上海の工場(河本宋吉工場長)を11月から操業開始して、有機肥料の生産に必要な酵素の製造事業に進出し、食の安全や環境への配慮などから注目される同分野において、先行する日本の技術に基づく酵素製品の開発・製造を発展させていく。
中国では近年、国を挙げて食の安全向上への努力を強めており、特に化学肥料による土壌汚染改善への取り組みを本格化させている。そのため、土壌に優しく、良質な作物の生産を可能にする有機肥料は、中国においても極めて有望な市場とされている。
ただ、有機肥料の生産に必要な酵素の製造技術は、一般には公開されていないため、良質の酵素は中国では事実上、未着手の領域となっている。
オープンエコでは、こうした中国市場でのニーズに対応して、酵素工場を上海に新設し、初年度には5万トンの有機肥料の生産を可能にする約5万リットルの「万源酵素」(商品名)の製造を見込む。すでに、上海市政府が支援する上海元釣環保有限公司への商品供給が決まっており、他メーカーからの引き合いも増えている。
今後は、現地で生産する有機肥料の効果・効能について、上海農業科学院と協力して、1万平方メートルにおよぶ最新温室設備を活用した比較実験を行い、数値化したデータをもとに、中国全体に広めていく。
さらには、技術や情報の共有によって、高付加価値事業へと発展させる考えで、健康飲料への製品展開や日本の近代農業の熟練者によるコンサルティングなども予定している
(2009-09-25)
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