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「バイクフォーラム青山」28日に開設、ブリヂストンサイクルが60周年で

「バイクフォーラム青山」28日に開設、ブリヂストンサイクルが60周年で

自転車のブリヂストンサイクル（埼玉県上尾市、渡辺恵次社長）は9月28日、創立60周年事業の一環として、東京・青山にショールーム兼多目的オフィス「バイクフォーラム青山」を開設するとともに、年明け以降、スポーツ車「アンカー」のオーダーシステムはじめ記念の新商品を連続的に発売していく。
　「バイクフォーラム青山」は、渋谷区神宮前３丁目(キラー通り）のSS神宮前ビルに新設し、1階をショールーム（約120平方メートル）、2階は商品企画とデザイン部門を中心とする多目的オフィス(151平方メートル)として、相乗効果をあげる。
　1階のショールームは、高級スポーツブランド「アンカー」や都市型カジュアル「リラクシーバイクシリーズ」など都市生活を楽しむための自転車を展示し、試乗も可能にするとともに、イベントなどにも活用して、自転車文化の発信拠点とする。また、神宮外苑が、都内でも有数のランナーやサイクリストが集まる拠点となっていることから、シャワールームを設け、自転車に関する書籍なども用意する。
　2階の多目的オフィスには、来客や取引先とのミーティングなどにも活用できる会議室を設け、ユーザーが求める自転車への新たなニーズやスタイルを素早く吸収して、業界をリードする新商品の開発につなげていく。
　さらには、「バイクフォーラム青山」専用のWEBサイトも開設し、インターネットを通じてショールームの展示説明および自転車に関する各種の情報やイベント情報などを発信していく。
　60周年記念として、小さな子どもから団塊世代向けまで、それぞれのユーザー向けに6種類の新商品を、来年1月から連続的に発売する。その第1弾として、��10代、高校生向けに頑丈でワイルドな街乗り自転車「ウェッジロック」(予定小売価格3万8800〜4万1800円＝税込み)��20〜30代女性向けお洒落で荷物も積める小径車「ジョシス・ワゴン」（3万4800〜3万9800円）��30〜40代向けに既存ブランドを統合した普段着感覚のスタイリッシュ・スポーツバイク「オルディナ」(4万800〜9万9800円)の３車種を、来年1月に新発売。続いて3月以降には、第2弾として幼児や団塊の世代向けに従来にない新開発車を順次、発売していく。
　一方、独自開発のフィッティングシステムを用いたオーダーカーボンフレームのロードモデル「アンカー・RMZ」は2010年1月10日から受注を開始する。
　1999年に結成した、自転車レース活動をサポートするための「チーム・ブリヂストン・アンカー」活動における豊富なデータをもとに、科学的な解析で、この間の技術の集大成として進化させたもので、新たなカーボンフレームとオーダーシステムが特徴。全国にアンカーフィッティングショップを50〜60店ほど開設して受注し、年間100本の発売を見込む。標準現金販売価格は48万円から。オーダーメイドの証として、フレームにユーザー名をプリントする。
　日本では、自転車は近距離の便利な交通手段で、生活必品として愛用されてきたが、近年は実用だけでなく、ライフスタイルを楽しむアイテムのひとつ、環境を考えたエコな乗り物、あるいはスポーツサイクルとしても注目されてきている。
（2009-09-29）

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