原宿新聞

オープンしたてのクリエイティブなお店「マカロニック」

　今回紹介するのは８月１日にオープンしたばかりの新しいショップ「マカロニック」だ。マカロニックとは邦訳すると雅俗混交体。聖と俗という相反する価値観の共有することで、他にはないオリジナリティを追求する。
　ここの商品は一点モノばかりで、すべて手作り。お店の一角にミシンがあり、ショップがアトリエも兼ねている。ものづくりの現場とダイレクトにつながっている点も興味深い。また、内装やショップバッグなども手作りで、こだわりはとても強い。商品はとくに男性用・女性用などはなく、いわゆるユニセックスのみ。一見奇抜ではあるが、上手に着こなしてセンスを発揮したくなるものばかりである。
　グランドオープン記念第一弾として、店内に大きく描かれた壁画と同じデザインのＴシャツを販売中で、グラフィックデザイナーとのコラボレーションアイテムだ。今後も様々なクリエイターとコラボレーションする予定。「このお店が様々なクリエイターたちの集う社交場のようになって欲しい」と語るのはディレクターの青木さん。実はこの青木さん、現役スタイリストとして活躍中で、映画「ユモレスク」に商品を衣装提供している。
　今後の動向に目が放せない「マカロニック」であるが、あまり規模を大きくするつもりはないようで、「ビジネスライクにならずに、手が届く範囲でクリエイション活動を行っていきたい」と最後に語って頂いた。
マカロニック
東京都渋谷区神宮前6-8-6國枝ビル2Ｆ（2005-09-22）