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｢青山学院アスタジオ」で献堂式、5日からＮＨＫサテライトも放送開始

｢青山学院アスタジオ」で献堂式、5日からＮＨＫサテライトも放送開始

　学校法人青山学院が創立135周年事業の一環として取り組んできた「青山学院アスタジオ」が完成、10月２日に献堂式が行なわれた。1階に誘致したＮＨＫ初の本格的なサテライトスタジオ「ＮＨＫ＠ＣＡＭＰＵＳ」では5日から、学生たちが実習で共同制作した番組が放送される。
　2007年3月で50年の歴史を終えた男子学生用「常青寮」の跡地を活用したもので、青山通りをはさんで向かい側の国連大学、東京ウイメンズプラザにも近接した、神宮前5丁目の好立地。１３２５平方メートルの敷地に、地下1階、地上4階建てのビルを建設し、地下1階は多目的ホール、1階がＮＨＫのサテライトスタジオと文化人なども集うカフェ、2階は2008年4月に新設された青山学院大学総合文化政策学部の学生用アトリエ・実習ラボとして使い、3〜4階にはクリエーター、起業家などがテナントとして入り、一種のＳＯＨＯを構成する。
　コンセプトは�／佑瞭阿�が見えるガラス張りの透明感�∈遒蠅海泙覆ぅ轡鵐廛襪聞柔���コミュニケーションの場。
　1階の「ＮＨＫ＠ＣＡＭＰＵＳ」は5日から、午前中はワンセグＴＶ，午後はＢＳ，夕方はＦＭラジオ、週末は総合テレビ、教育テレビなどの番組が発信される。番組の大半は青山学院を中心とする学生たちが実習の一環として、ＮＨＫと共同制作したもので、「地域と大学の融合をめざし、共同プロジェクトで人材育成、青山文化の新たな創造・発信拠点として発展させたい」（伊藤定良学長）としている。
　青山学院大学では今秋、ＮＨＫとの共同事業と位置づける“街中ディア拠点”としての「青山学院アスタジオ」の発足に伴い、社学連携研究センターを軸に、東京クリエイティブフェスティバル「青山コモンズ」「渋谷芸術祭」を、それぞれ実行委員会方式で開催する。
　青山では、国連大学、オーバルビル前および青山学院アスタジオを里山のような「“公”と”私“の中間領域（コモンズ）」として開放し、国連デーや青山国際村などのイベントを「青山コモンズ」の名のもとで実施する。一方の渋谷ではアート・映像・ファッションなど多様な文化を「渋谷芸術祭」として紹介していく。
　会期は青山コモンズが10月23日(金)の国連デーおよび24日(土)〜25日(日)の青山国際村までの3日間、渋谷芸術祭は11月21日（土）〜23日(月、祝)の3日間。最後は両イベント共通のシンポジウム「創造都市・東京の未来〜都心の文化資源等を生かした知の創造と発信」（青山学院大学総合研究所ビル11階・国際大会議場）で締めくくる。
（2009-10-02）

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