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TLホールディングスが新規事業積極化、グループ挙げて多様に
TLホールディングス(渋谷区神南1丁目、矢野広一社長)が、新規事業開発を積極化している。10月15日には、主力グループ会社のターボリナックス(東京)がネオジャパン(横浜市、齋藤晶議社長)と組んで、モバイルグループウエアアプライアンス「どこでもオフィスアプライアンスモデル」の販売を開始する。
新製品は、社内でのグループウエア利用と合わせて、社外でも携帯電話からアクセスでき、場所や時間を問わず、ユーザー全員が同じ環境を使うことで、業務の効率化とタイムラグのない企業全体の情報共有を可能とするもの。価格(税込み)は99万7500円〜132万3000円。
これとは別に、今年5月にスタートさせたCJ−LINX(東京)が軸となって進めている日本と中国の市場を結ぶサポートビジネスも、異分野も含めて多様化している。その第1弾が、9月14日にオープンした新サービスプラットフォーム「渋谷網」。アパレルや雑貨、化粧品、健康食品などのビジネスマッチングから決済・国際物流支援まで、日本企業が中国で商取引を行なう上で必要な一連のサービスを提供するBtoBのサービスプラットフォームで、チャイナテレコムグループや中国BtoCサイト「東洋宝」をビジネスパートナーとしている。
当面は「渋谷網」を最重点とするが、軌道に乗せた後は、日本のアニメや電子コミックを中国の携帯電話向けに有料で配信する「CJ−LINXチャネル」やチャイナテレコムの6億人に及ぶユーザーを対象に、日本企業のメール広告を配信し、マーケティング支援を行なう“メール広告配信サービス”なども本格化する。
これらビジネス関連事業のほか、システム、ファイナンス関連事業やコンサルタント事業などにも取り組む。
一方、エコロジー関連事業では、香港に設立したオープンエコ(矢野広一社長)を軸に、日本の技術や情報を共有することで、日中の産業活性化や環境資源活用を推進する高付加価値の事業に取り組む。当面は11月から上海の工場で操業開始する酵素の製造事業からスタートし、酵素製品の開発や健康飲料への製品展開、さらには農業コンサルティングなど多彩な事業を中国で予定している。
現在のTLホールディングスの中核となっているターボリナックスは1995年の創業以来、コンピューターソフトの開発・販売を中心に急成長し、2005年9月に大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場。2009年5月の持ち株会社制への移行に伴ってスタートさせたCJ−LINX(矢野広一社長)を軸に、日本と中国の市場を結ぶビジネスサポートはじめ新規事業の開発を本格化している。
(2009-10-07)
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