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世界の名車107台が原宿スタート、4日間で1600キロ走破へ

世界の名車107台が原宿スタート、4日間で1600キロ走破へ

 イタリア発祥のクラシッカー公道ラリー「La Festa Mille Miglia 2005」が10月2日、原宿・明治神宮前をスタート地点として開かれた。エントリーしたのはベントレー、ブガッティなど世界の名車107台。汗ばむほどの青空のもと、小旗を振る沿道の観客の声援をうけながら、華麗な名車が一台ずつスタートした。このラリーは4日間で1600キロを走破するという過酷なものだが、参加者は映画のひとコマに登場するようなレーシングスーツ、ゴーグル姿で、観客を楽しませていた。
 この日は、10月とはおもえない汗ばむほどの熱気だった。出場者は出発前に明治神宮第3駐車場で最後の整備点検を実施した。華麗なクラシックカー107台が一堂に並んだ風景は圧巻。おもなメンバーとしてはF1などで活躍した往年の名ドライバー、スターリング・モス氏が夫人とともに出場したほか、芸能界からは堺正章氏などが参加した。エントリーナンバー5番のハウゼム・ブライアン氏(48)はイングランドからの参加。クラシックカーディラーの本業のかたわら、レースにも熱中。愛車は1929製のベントレーだ。「2年ごと3回目の出場だが、毎回楽しみ。完走したい」と話していた。
 同ラリーは、1927年に北イタリアで誕生。国際クラシックカー連盟「FIVA」の公認ラリーで日本での開催は9回目。アメリカ、アルゼンチンなど世界的にもラリーの輪が広がっているそうだ。テーマは「友情の輪」「古いものに敬意を」「いくつになっても少年のこころを」。   
競技内容は、設定されたタイムにどれだけ忠実に走れるか、スタンプポイントを全てクリアできるかなどを審査、総合順位が決定される。
 初日は、原宿、六本木ヒルズを経由、福島県裏磐梯に向かった。三日は、山形県小野川温泉、福島県喜多方市、会津若松を走破、4日は白河市、栃木県那須。最終日の5日は千葉県袖ヶ浦、神奈川県葉山町を通り横浜元町のゴールをめざした。
 同ラリーはスピードを競うものではないもののクラシッカーを駆使しての四日間で1600キロ走破は、ある意味過酷。昨年はゴール地点で約3万人の人たちが参加者のチャレンジをたたえ横浜元町付近はお祭り騒ぎとなった。
 今年は5日午後4時25分ごろ、中華街を通過し元町通りに到着。同5時15分ごろから元町通り「スタージュエリー」前でゴールセレモニーが実施される予定だ。感動のゴールシーンをご覧になりたい方は横浜まで足をのばされたら、いかがだろうか。  
(2005-10-03)

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