原宿新聞

きょう17日から高校生アーティスト「小出茜」展、渋谷パルコが”40周年”で

　パルコは、パルコファクトリー40周年記念企画の一環として、10月17日（土）〜11月３日（火）、渋谷パルコ・パート6階で、高校生アーティスト・小出茜さんによる個展「女子脳小部屋」を開催する。
　オープニングの10月17日には午後3時からライブペインティングを開催し、24日（土）には小出茜さんと斎藤まことspoon 編集長の対談、25日（日）には村上隆氏（カイカイキキ主宰）による高校生を対象としたクリティークなどを予定している(画像は小出さんの作品「ひっくり返ると、宇宙が見えた　２００７）。
　小出さんは1991年、東京生まれの現役高校生アーティストで、今回が初の本格的な個展となる。中学生だった15歳のころにデビューし、2006年の「GEISAI＃９」にブース出展、第3回東京ガールズコレクションと「GEISAI＃10」の共催パーティーにおけるコラボレーション企画に参加し、第4回ガールズコレクションで個展デビューした。
　中学生からカイカイキキに所属し、若手に育成に心血を注ぐ村上隆氏の指導を受けて才能を一気に開花させており、落ち着いたブルーやグリーン、スモーキーなピンクなどを基調とした画面には、「もの言いたげな瞳をもつ女の子たち」が、多く描かれている。高校生である彼女自身の身近な問題をテーマとしており、キャンバスにアクリルで描く画風は一見、マンガ風。
　村上隆氏は、「漫画絵のアートでよい。むしろ“漫画絵のアートこそ本物”というロジックが成り立つ」とコメントしている。
　初の本格的な個展となった今回は、個人誌「女子脳小部屋」（税込1200円＝展覧会特別価格）、ポスター2種（各8400円＝税込）、絵本「やくそくどろぼう」（定価1260円）などの物販も行う。
（2009-10-17）