原宿新聞

30日から「東京デザイナーズウイーク」、神宮外苑、青山一帯で

　最新のデザインを発信する大型イベント「東京デザイナーズウイーク2009」（TDW）が10月30日（金）〜11月3日（火、祝）、明治神宮外苑をメーン会場に、青山エリア一帯で開催される。NPO法人デザインアソシエーション（港区南青山1丁目）が主催し、経済産業省が後援。国内外から1000を超える企業・学校・大使館・デザイナー・ショップなどが参加する。
「LOVE(モノを愛す、ひとを愛す、地球を愛す)」を継続テーマとして掲げており、2009年は「地球への愛」にフォーカスし、「LOVE GREEN」をテーマとして取り組む。ロゴのデザインは、スイス出身のアートディレクターMicha Weidmann。今年のテーマにちなんで、緑をワンポイントに、「TOKYO」の文字をデザインしている。
　TDWは、今年で24年目を迎えるインターナショナルな大型のデザインイベントで、神宮外苑のメーン会場では、最新のコンテンポラリーインテリア・デザインのトレードショー「100％Design Tokyo」や企業・団体・学校などが貨物用コンテナ内で空間｣インスタレーション」を行なう「コンテナ展」、国内外から｣50校が参加して約500点を展示する「学生作品展」などがメーン企画。若手デザイナーのための公募エキシビションの特別企画展エリアやJ―WAVE Squareなども設ける。さらに、東京の街をデザインで彩る「SHOP EXHIBITHON」など、あわせて都内およそ80カ所での開催となる。
　「100％ Design Tokyo」は今年で5年目の開催となるコンテンポラリーなインテリア・トレードショー。広大なテント内にインテリアやプロダクトをはじめとする様々な分野のコンテンポラリーデザインが一同に会し、フロアを構成する国内最大規模のトレードショーとされている。5周年記念プログラムとして、「100％Design London Awards」のシステムを導入し、業界で活躍するデザイナー・バイヤー・メディアなどを動員して、優秀作品を表彰する。
　今年初めての開催となるのが、「特別企画展：CUBU」。インテリア・プロダクトを手がける40歳以下の若手デザイナーのための公募エキシビションで、来場するコアなデザイン業界関係者に、若いエネルギッシュな作品45点でアピールする。テーマ「LOVE GREEN」を表現するプロジェクトのひとつとして、植物や土を活用したGREEN展示台（キューブョン）を使ってプレゼンテーションを行なう。
　9回目を迎えた学生作品展のテーマは「GREEN Life」。大阪芸術大学、東京デザイン専門学校や早稲田大学などのほか、韓国からも３校が参加する。生活の周りの住空間からアプローチして環境を考えるGREENデザインプロジェクトで、今年は学生たちのエネルギーを体感できる野外展示となる。
　このほか、東京の街を舞台にした「SHOP EXHIBITION」にはインテリアショップ、ブティック、カフェ、ギャラリーなど、あらゆる生活デザインの選りすぐりのショップが、開催期間中に新作展示や企画展示などを行なう。
（2009-10-26）