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フェアトレード代表に大英帝国勲章、社会・環境活動で評価
原宿・表参道にショップを持つフェアトレード専門ブランド「ピープル・ツリー」およびその母体であるNGO「グローバル・ヴィレッジ」の代表をつとめるサフィア・ミニーさんに、大英帝国勲章第5位(MBE)が授与された。チャールズ皇太子による授与式は10月30日、イギリスのバッキンガム宮殿で行なわれた。
今回の受勲は、サフィア・ミニー代表のライフワークとしての社会・環境を守る活動が、国際的なフェアトレード・ビジネスとファッション業界に貢献したと認められたもの、と評価されている。
受勲に際して、サフィア・ミニー代表は、「大変な栄誉をいただき、嬉しく思う。この栄誉はファション業界に、人と地球に優しい新たな仕組みを築くために一緒に奔走してきた、世界中の生産パートナーのもの。環境問題にコミットし、サステナビリティの王ともいえるチャールズ皇太子からいただけたことは、本当に光栄」とコメントしている。
さらに、将来を見据えて、「政府が規制を強化することで、社会・環境を搾取するようなビジネスのあり方に終止符を打ち、ピープル・ツリーのようなフェアトレードの会社が、世界中の何百人もの農家や手工芸職人に利益をもたらすことができる環境が作り出せるよう、強く望む」と、加えている。
サフィア・ミニー代表は、イギリス出身で1964年2月生まれ。1990年、夫とともに来日、1993年バングラディシュを訪問し、フェアトレード商品を共同開発し、カタログ販売を開始。1995年同事業を法人化してフェアトレードカンパニー設立、社長に就任、2001年、ロンドンにピープルツリー社を設立。2004年、「シュワブ財団」から「世界で最も傑出した社会起業家」のひとりに選ばれ、2007年、雑誌「ニューズウイーク日本版」により、「世界を変える社会起業家100人」のひとりに選ばれた。
(2009-11-04)
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