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多摩美大ゼミが裏原宿で展覧会、19日からVacantで多彩に
多摩美術大学は11月19日(木)〜23日(月、祝)、裏原宿を舞台に、5組の現代アーティストによる展覧会「5+1:ジャンクション・ボックス」を開催する。同大学芸術学科の展覧会設計ゼミが、長谷川祐子教授(東京都現代美術館チーフキュレーター)の指導のもと、学生主体の実行委員会方式で展覧会を企画・運営していくもので、ふだんはアートに関心を持たない人たちにもアピールし、幅広くアクセスしてもらうことを目標としている。
今回のテーマは「出会い」「対話」。今春、裏原宿の地(渋谷区神宮前3丁目)にオープンした「Vacant」は、2階にギャラリースペース、1階にはカフェラウンジを備えたオルタナティブスペースで、この展覧会では展示会場を単に、作品との出会いの場にとどめるのではなく、訪れた人たちが様々な対話を生み出す場所へと拡大し、次の新たな展開へと繋げていく。
参加作家は志村信裕、田口行弘、山下麻衣+小林直人、櫻井裕子、チャン・ヨンヘ重工業の各氏(グループ)。タイトルの「5+1」は、「5組の作家と一人ひとりの鑑賞者」を意味し、「ジャンクション・ボックス」(ぶつかり合いの場)では、ジャンルや国境を超えた価値観との出会いが、ひとつに収斂されることなく入り乱れ、時には反発し、あるいは共存する、というイメージが込められている。
また、毎日変化する展示風景や会場を超え、原宿の街を巻き込むイベントの開催なども大きな特徴。2階の展示空間とは別に、会場1階には、来場者同士が気軽に意見交換できる空間を用意し、アートを通じた「人と人との対話」をめざす。
夜には、そのラウンジで、美術、音楽、パフォーマンス、脳外科など多様なジャンルのイベントを行う。パフォーミングアート界の注目株、contact Gonzoとミュージシャンとのセッションや、いま多摩美大に在籍中で、Sony Music Publishing所属アーティストでもある和田大氏が大物ミュージシャンと絡むイベントも企画。
さらに、最終日には、脳科学者の茂木健一郎氏を迎え、展覧会の5日間を総括する意味合いを込めたトークイベントを予定している。
(2009-11-15)
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