原宿新聞

東京芸大が表参道で版画展、12月12日からGYREで新提案

　東京藝術大学は12月12日(土)〜20日（日）、展覧会とオークション企画「東京版画〜exhibition×auction」を、表参道の商業施設「GYRE」で開催する。「新しいアートの楽しみ方〜観る、買う、サポートする」をテーマに、若手アーティストのサポートで、生活に豊かさと潤いを提供していく。
　共催はAGホールディングスで、三菱商事が協力、GYREが会場協力して、版画というジャンルの新しい楽しみ方を提案することで、現代版画、ひいては現代アートへの関心を高める。
　同大学の東谷武美教授、三井田盛一郎准教授、作田富幸講師、瀧将仁助手はじめ教職員・学生・卒業生ら23名が出品し、実践的な作品展示やコレクターとの交流、作品の販売といった経験を通して、学生や卒業生のキャリアアップをめざすとともに、東京芸大美術学部版画研究室への理解を高める。
　出品作品は、GYRE３階の「EYE OF GYRE」で1週間の展示をおこなった後、最終日に低価格からスタートするオークションで販売する。落札金額の50％は奨学金としてアーティストが受け取り、残りは運営費となるが、その一部は会場協力しているGYREを通じて、WFP国連世界食糧計画に寄付する。
　オープニングイベントは12月12日(土)午後6時30分から、オークションは20日(日)午後3時から、同展示会場で予定している。
（2009-11-18）