原宿新聞

CJーLINXが酵素2万リットルの供給契約、中国の環境事業で正式発表

　CJ−LINX(渋谷区神南1丁目、矢野広一社長)は12月15日、中国・上海の肥料製造会社である上海元釣環穂有限公司との間で、有機肥料向け酵素に関して、2010年総計で2万リットルの提供契約に調印したと、正式に調印した。
　同社は、日本と中国の市場をつなぐ事業の一環として、グループ子会社のオープンエコ(香港、矢野広一社長)で環境事業に取り組んでおり、有機肥料の重要な原材料となる酵素の供給を通じて「食の安全」への貢献を目指す。
　今年11月に生産開始したオープンエコ上海工場での初年度の酵素製造量は5万リットルの予定だが、来年初から、その4割を、上海市政府が支援する上海元釣環保有限公司に供給、あわせて中国全土のユーザーへの販売も促進する。
　また、中国での生産・販売を拡充するとともに、将来的には、中国で製造される良質の有機肥料を、安価で日本へも販売し、日中両国での食の安全への取り組みを加速させたいとしている。
（2009-12-15）