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クリーンバスターズ
表参道を歩いていると、ひときわ目立つオーバーオールをまとった4人組を目にしたことがないだろうか。これは、原宿表参道欅会の運営するクリーンバスターズのメンバーだ。毎週火曜日、金曜日の昼一時から四時まで明治通りと表参道の路上美化に務める。
取材当日、筆者を案内してくれたメンバーは、住さん、上田さん、青柳さん、竹田さんの四人だ。皆、二十代の学生だ。なれた手つきで吸殻や空き缶を拾っていく。「週末をはさんだ火曜日は、ごみの量がすさまじい」とメンバーは話す。
しかし、この仕事ならではのごみや落し物に出会えることもある。この日は、恋人にあてた別れの手紙や、キャッチセールスのセールストークのカンペ、はたまた、小学生の昆虫観察記まで。メンバーいわく「こんな落し物に出合えるのもこの仕事の楽しみだ」と。また、建築学科の上田さんは、変化し続ける原宿の街を歩くだけでも勉強になる」と話す。 清掃中、このユニフォームのせいか、道を聞かれるなど声をかけられることもしばしばだ。ユニフォームは、ラフォーレ原宿など表参道界隈のショップのロゴワッペンが貼り付けられ、なかなかお洒落だ。このユニフォームが欲しいと問い合わせがくることもあるという。「『楽しくかわいく』をモットーにしたクリーンバスターズ自体が、街に来る人へのクリーンPRにもなれば」と欅会職員の岸さん。
清掃業であってもファッション、エンターテイメントの要素を忘れない。そんな原宿文化を垣間見た気がした。
(2005-10-21)
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