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30周年で特別展、大田記念美術館が2月24日まで

30周年で特別展、大田記念美術館が2月24日まで

　渋谷区神宮前1丁目の太田記念美術館が、会館30周年を期して、特別展「江戸の彩（いろどり）　珠玉の浮世絵コレクション」を開催している。会期は、前期が1月３日(日)〜26日(火)、後期が1月30日(土)〜2月24日(水)で、前後期で展示が入れ替わる。
　浮世絵専門の同美術館は1980年1月、東邦生命会長などを長くつとめた実業家・5代太田清蔵氏（1893〜1977）が、海外流出を憂いて収集した浮世絵コレクション約1万2000点を中心に、銀座での準備期間を経て原宿にオープン。
　この30周年を記念して行う特別展では、�仝興匹棒犬泙譴�30年―世界有数の浮世絵美術館��1万2000点を超えるコレクション��200年以上に及ぶ浮世絵の歴史を体感�そ嫂�・歌麿・写楽・北斎・広重―名品が勢ぞろい――などが見どころとなっている。
　展覧会では、同館所蔵の膨大な作品の中から、名品のみを選んで一堂に公開する。コレクションは、菱川派など初期の浮世絵から、大正期の新版画まで幅広い作品を含み、浮世絵の歴史を通観できる。
　また、優れた保存状態と美しい彫・摺の作品が数多く含まれることも、このコレクションの特徴のひとつとなっている。
　同美術館は、海外との交流も盛んで、近年ではギメ東洋美術館、ヴィクトリアアンドアルバート美術館、ベルギー王立美術歴史博物館、同王立図書館などとのコレクション展も開催している。
（2010-01-11）

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