原宿新聞

ターボソリューションズがサイバーコムと契約、「Infini Talk」で新展開

　TLホールディングス(渋谷区神南1丁目、矢野広一社長)のグループ会社であるターボソリューションズ（中澤秀俊社長）は1月28日、サイバーコム（船津浩三社長）との間でで、同社のP-PBXソフトウエア「Infini Talk」に関するOEM(相手先ブランドでの生産)契約を締結した。
　ターボソリューションズは2006年2月に、インターネットを活用した電話サービスソフト「Infini Talk」を開発、標準的には通話録音機能を搭載した商用ソフトでありながら、必要とされる機能をニーズに合わせて順次、追加・拡張できる柔軟性を特徴としていることから、これまでに150以上の企業、学校、官公庁などに採用されてきた。
　また、サイバーコムは通信系ソフトウエアの開発を得意とし、CTI用のソフトウエアは通信業界から評価されて、大手ベンダーへの導入実績も多い。
　こうした長所を互いに生かして、両社は今回の契約を機に、パートナーシップを強める。
　サイバーコムでは今後、「Infini Talk」ならではの柔軟な拡張性とCTIソフトウエアとの連携によるコスト削減、業務効率およびCS（顧客満足）の向上を、とりわけコールセンター市場にアピールしていく。
　さらには、サイバーコムの関係会社や国内大手ベンダーを通じてのパッケージ販売だけでなく、CTIソフトウエア開発に付随したコンサルティングからシステム導入まで、ワンストップで対応できる新しいCTIソリューションとしての展開を強める。
　初年度は20セットの販売を目標としている。

（2010-01-28）