原宿新聞

田中麻記子さん個展、”開放感”特徴に3月５日から神宮前で

　Hpgrp GALLERY(渋谷区神宮前5丁目)は3月5日(金)〜28日（日）、新進アーティスト・田中麻記子さんの新作展「Le pollen」（ル・ポーレン）を開催する。本展のタイトル「Le pollen」は、フランス語で「花粉」を意味し、「パステルを使い、空気そのものの粒子を操るような拡散的プロセスに移行したことで、画面全体に漂う開放感」が新たな特徴点とされている。
　また、「それらは粒子、点の集合体なので、パステルで制作することは、客観視した点の世界を繊細に表す実験」としており、今回の展示では、森の精やお化け、色彩の精霊や動物たちが登場する。
　初日に当たる3月５日には、午後7時から同ギャラリーで、オープニングレセプションを行う。
　田中麻記子さんは1975年東京生まれで、女子美術大学短期大学服飾デザイン科卒の新進アーティスト。このところ作品の展開に注目が集まっており、2009年に第12回岡本太郎現代芸術賞に入選している。
　今後は、6月13日〜7月25日、愛知県のギャラリーエム、2011年1月５日〜24日には東京・高島屋日本橋店6階美術画廊での個展などが予定されている。
（2010-02-13）